日本の渚100選、日本の水浴場88選に選ばれた美しい景観と八乙女伝説のロマン息づく由良海岸。

八乙女浦の伝説 やおとめうらのでんせつ

今より1400年前、出羽三山の開祖と言われる蜂子の皇子(権力争いで蘇我馬子によって暗殺された第32代崇峻天皇の一子)が追っ手を逃れ、丹後国の由良(京都府)から海路北へ向かい、この地にさしかかった時岩の上で八人の美しい乙女が笛を吹き、舞いながら皇子を招き入れたと言われています。この八人の乙女が踊ったところを八乙女浦と呼び、丹後の由良から出航した皇子が上陸したことから「由良」と名付けられた。 八乙女浦の洞窟は羽黒山頂の神の井戸とつながっており、皇子は三本足の烏(からす)に導かれて赴いたと言う伝説が残っている。白山島へと続く、橋の近くの海岸には、八乙女の恵姫(えひめ)と美凰(みおう)の姉妹の像が立っている。秘境の地、八乙女浦には時を超えた神秘と伝説が漂います。 

7-八乙女伝説

白山神社例大祭 はくさんじんじゃれいたいさい

毎年4月29日に行われる年一度の由良の祭り。 一説には500年以上続いていると言われています。海の神様を祀っており、豊漁を祈願します。 白山島の神社にあるご神体を入れた神輿を若者が担いで集落を回ります。独身の男性が神輿を担ぐとよい伴侶が得られると言われています。 その神輿を取り囲むように獅子舞や和服を着た女性陣、集落の小学学生が担ぐ子ども神輿など、華やかな行列を形作っています。 祭りのクライマックスは夕方、由良浜から白山島に向けて神輿が海を渡ります。まだ、海が冷たいのこ時期、海を渡るその姿は勇敢そのものです。 

8-白山神社例大祭